日経新聞の記事「世界の穀物、中国が買いだめ 過半の在庫手中に」が話題となっています。 トウモロコシなどの穀物を中国が買いだめ。世界の在庫の過半数が積みあがっているといいます。 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM13CUD0T11C21A2000000/
穀物購入・保管を担っているのは中国最大の食品会社「中糧集団(COFCO)」。
養豚から加工まで一貫した豚肉供給事業などを子なっており、2016年に香港証券取引所に上場しています。
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日本とも関係が深く、中糧集団に対してJA全農が新潟県産コシヒカリを輸出したりしています。
また、三菱商事、伊藤ハム、米久は、中糧集団の中国内における豚・鶏等の家畜生産と食肉処理・加工・販売事業、並びに食肉輸入事業への参画をしています。
https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2011/html/0000012470.html
既に香港に本社を置く中堅穀物商社ノーブルとオランダ系のニデラと買収。
今後は、中糧国際(CIL)と統合して上海証券取引所へ上場をするようです。
バイイングパワーを拡大しているのは、いずれ世界の穀物取引の約9割を支配する4大穀物メジャー(アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド、ブンゲ、カーギル、ルイ・ドレフュス)への挑戦といえるかもしれません。
製造業やAI、5G、電気自動車、ソーラーパネルなどでは欧米と互角、あるいはそれ以上になりつつある中国。