アメリカ株ではバイオ系も多く、専門用語も多いのでどれがいいのかわかりません。 シュレーディンガーは上場間もないですが、バイオ製品開発企業に対し、化学シミュレーションソフトを提供しています。 いわゆる「つるはし型」「開発支援型」であり、バイオ企業特有のFDA認証の有無などで乱高下するといったことはなさそうです。
シュレーディンガーとは?
Yawn / Martin Cathrae ニューヨークに拠点を置く米国のソフトウェア企業です。
2020年2月にナスダックへ上場しました。 製薬研究に活用できる化学シュミレーション・ソフトウェアを提供しています。
最近のバイオ製薬企業は、たんぱく質分析など大量データを高速に処理する必要性がますます高まっています。 シュレーディンガーのソフトを使うことで、開発効率をアップできるというわけです。 ビル・メリンダ・ゲイツ財団が株主であることで気になったのでウォッチリストへ追加してみました。
CEOはRamy Faridさん。 2002年にシュレーディンガーへ参加。Nimbus Therapeuticsの取締役メンバーでもあります。
もともとはRutgers大学の化学教授で、ペンシルバニア大学のNIH・ポストドクター・フェローなどを務めるなど、アカデミックな畑の出身者であるようです。
シュレーディンガーは買い?
「2018年はバイオ医薬品業界の売上高別トップ20社全てが同社の顧客」であることから、ソフトウェアのクォリティについては折り紙付きといえるでしょう。
米国以外にもヨーロッパ、日本、インドなど国際展開をしている点も期待できます。
売上は20%前後と高い成長率です。
多くのバイオ企業は、製品が認証されるまでに長い期間がかかるうえFDA認証に失敗してしまうと多額の損失を抱えることになります。
しかしシュレーディンガーの場合は開発支援企業ですので、薬が最終的に完成するのかといったリスクはありません。
ただしまだまだ損失は多い点は注意が必要です。 PSRもかなり高く割高になってきています。