バイデンさんは2度もコロナになった上、コロナ後も咳などが続いているとの報道が出ています。高齢な方ですので健康が大きく問題となる可能性もあります。 バイデンさんが何らかの理由で継続できなくなった場合に何が起きるかは考えておきましょう。
バイデンさんが倒れたら?
バイデンさんがコロナ後遺症などで執務継続が難しくなる場合のことを考えておきましょう。 バイデンさんは79歳と高齢です。
2度コロナにかかり、現在は陰性ではあるものの、咳は続いているとロイターで報道されています。
記事によれば「以前にぜんそくを患っていた」ことがあるとのこと。 https://jp.reuters.com/article/usa-biden-cough-idJPKBN2PF1W8
バイデンさんが健康問題で大統領としての執務ができなる可能性もまったくないとはいえないでしょう。 その場合には、現在副大統領のカマラハリスさんが指揮をとることになります。
病気で交代した大統領はいるの?
任期中に交代したアメリカ大統領では以下のケースがあります。
病気・死亡したため交代
第9代大統領のウィリアム・ハリソン肺炎を引き起こし死亡しました。
第29代大統領のウォレン・ハーディングは食中毒。ただし脳梗塞ともいわれています。
第32代大統領のフランクリン・ルーズベルトは脳卒中。
暗殺で交代
第16代大統領のエイブラハム・リンカーンは観劇中に撃たれました。
第20代大統領のジェームズ・ガーフィールドも撃たれて死亡。 第25代大統領のウィリアム・マッキンリーも撃たれて死亡。
第35代大統領ジョン・F・ケネディは、オズワルドによる射撃で死亡。その後はオズワルドでは犯人ではないとしていろんな陰謀説が唱えられました。
スキャンダルで交代
第37代大統領のリチャード・ニクソンは、ウォーターゲート事件の責任を取って自主的にホワイトハウスをさりました。
株式市場は?
もし辞任となれば、一時的には影響は出るでしょうが、市場のファンダメンタルは「インフレはおさまるのか」「企業業績悪化の影響は」ということにすぐフォーカスを戻すことになるではないかと思います。
バイデン政権は支持率40%を割るなど、あまり芳しくはありません。
バイデンさんが不在になったとしても経済運営には大きなマイナスとは捉えられれない可能性が高いでしょう。
経済政策は?
現在バイデンさんの肝いり法案は上院を通過。
下院も通過するものと思われ、バイデンさんのやろうとしている「気象変動対策」「法人税ひきあげ」などは実現されるのではないかと思います。
対中政策は?
カマラハリスさんは、南シナ海での中国威圧行動を非難するなど、反中よりのスタンスと思われます。 https://www.bbc.com/japanese/58313027
また、中米ホンジュラスにおいては台湾の頼清徳副総統とも接触したことも報道されています。 https://www.zakzak.co.jp/article/20220129-TYIZADSS2FNMBJ4FNBSIS7GXOQ/
中国に対する強い態度は継続されるのではないかと思われます。
また、ハリスさんがだめなら、3番めのトップであるペロシさんが大統領として指揮をとることになります。 対中強硬派のペロシさんが大統領になると、アジア圏は相当ざわつくことになりそうです。 あんまりことを荒立てないでほしいなとは思いますが...。