【日本株】鶏卵価格高騰！卵関連銘柄は？

飼料の高騰などをうけ、物価の優等生と言われていた鶏卵価格も大きく上昇してくる可能性がでてきました。
ここでは現在の卵業界の状況や、関連銘柄について紹介します。

1 卵業界の動向は？卵価格は？

eggs / Muffet

実は供給過剰

2022年3月に業界トップの「イセ食品」が会社更生法を申し立てられています。

実はこのころは、卵は生産過剰となる一方で年々消費は落ちるという構造的な問題から大手ですら経営が苦しいというのが実情でした。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2203/15/news051.html

2022年半ばからは飼料高騰が直撃

一方飼料のほうは2020年までは、1トン当たり8万円前後でした。

2021年から上昇基調となり9万円代になり、2022年4月には104,600円へとなりました。

コロナによる物流・人流停滞の影響で上昇傾向にあったところに、飼料高騰や円安が追い打ちをかけたと思われます。



「JA全農たまご」は2022年4月には14年ぶりに出荷価格の引き上げを発表しました。

ただ、まだまだ経費の上昇に追い付かないところもあり、今後とも引き上げされていく可能性は高いです。

2 ホクリヨウ　1384

採卵養鶏場大手。

北海道でシェア５割。

3 イフジ産業　2924

液卵製販で国内２位。製パン、製菓向けに提供しています。

液卵の場合、価格が安い時に大量に仕込んで価格変動を抑えることはある程度できそうです。

とはいえ、在庫が不足してくれば高値でも購入せざるを得ないリスクはあります。

株価は変動幅は少ないながらロングタームでは上昇傾向。
配当は3.39%と魅力的。