フィリピンについてのADRなどの情報です。 人口は1億人以上いるうえ、英語の利用者が多いことなどから、今後とも成長が期待される新興国です。 フィリピンではまだADRは多くありませんので、投資をしたいと考えている人にはETFによる投資が現時点ではよさそうです。
フィリピンの経済
フィリピンは、7000以上の島からなる島国です。
人口は1億人以上、GDPは50兆円規模。
その魅力は、なんといっても人口動態。非常にきれいな円錐型で、今後ますます成長が期待されます。
人口: フィリピン 2019 - PopulationPyramid.net
IT事情
フィリピンのIT事情ですが、まだまだ先進国に比べればネットの普及は進んでいません。
よく使われるアプリとしては
・ライドシェア:Grab グラブ ・タクシー配車 miDriver ミードライバー
・ネットショッピング LAZADA ラザダ
・ネットショッピング Shopee ショッピー(シンガポール)
・買い物代行 MetroMart メトロマート
・キャッシュレス決済 GCash ジーキャッシュ
・キャッシュレス決済 PayMaya ペイマヤ
・グルメ口コミ ZOMATO ゾマト
・デリバリー foodpanda フードパンダ
https://nonki-mom.com/philippines-app/
フィリピンに投資するには?
Boracay, Philippines / Ilya Yakubovich
フィリピン証券取引所
フィリピンには、フィリピン証券取引所が開設されています。上場企業数は300弱。
主要な指数は、上場企業30社からなるフィリピン総合指数(PSEi)というものがあります。
The Philippine Stock Exchange, Inc. — PSE
ADR
ADRで買えるものとしてPLDTがあります。
PLDT Inc. (PHI)
PLDT — Leading and inspiring Filipinos to create a better tomorrow
フィリピンの通信事業者、テレコム企業です。ニューヨーク証取です。
ETF
フィリピンへの投資はまだまだ敷居が高いので、フィリピンを対象としたETFを購入するというのが現時点では一番よいでしょう。
ただしフィリピンで人気が出てきたネットショッピングとしてはShopeeがあり、これはシンガポール企業SEAが運営しています。
SEAはアメリカにADRがあるため、アメリカ株取り扱いのネット証券から購入することができます。フィリピンで伸びている外資系のサービスに着目するのも1つの手でしょう。
iShares MSCI Philippines ETF (EPHE)
このアイシェアーズのフィリピンETFでは
・SMプライムホールディングズ
・アヤラランド
・SMインベストメント
・JGサミットホールディングズ
・BDOユニバンク(金融)
・バンクオブフィリピン ・インターナショナルコンテナターミナルサービス
・PLDT(通信)
・メトロポリタンバンク(金融)
...といった企業が含まれています。
ここ5年で見るとあまりパフォーマンスがいいとはいえません。
フィリピンでは2016年から強硬派のドゥテルテさんが大統領でしたので、経済成長もうまくいっていないのかもしれません。
iShares MSCI Philippines ETF (EPHE) Stock Price, News, Quote & History - Yahoo Finance
2022年には日本でもおなじみマルコスさんのご子息、ボンボン・マルコスさんが大統領となりました。
彼の経済運営によっては、また風向きが変わる可能性はあります。